玉竜(リュウノヒゲ)の植え方

玉竜の手入れ方法

 

玉竜は非常に強靭な品種で、害虫を寄せ付けず、雑草などによる被害もほとんど受けないので、ケアフリーという点では芝生を完全に凌いでいます。

 

とは言っても植えた後全く何もしないという訳にも行きません。特に植え付け直後や最初のひと夏を越えるまでは適度に散水を行い、水分を絶やさないようにして苗と土がよく馴染むようにします。

 

肥料は植え付け時に腐葉土や有機質肥料などを土に混ぜ、その後追肥は特に必要としませんが、生育や葉の状態を見て必要であれば春先や秋に油粕等を使用すると良いでしょう。この際、即効性の化学肥料などは葉焼けを起こすことがあるので、避けた方が懸命です。

 

玉竜はそれ自体が死滅してしまうような病気や害虫被害の例はありませんが、ごく稀に炭素病や立ち枯れ病、ヨトウムシやコガネムシの害虫による被害があるようです。

 

玉竜は密生し過ぎると、雑草の種が密生した葉の陰になることで発芽し難くなります。植え付け後から密生状態になるまでの間には除草をこまめに行い、雑草の種を落さないようにします。

 

玉竜は数年もすると密生状態となり、徐々に盛り上がってきます。駐車場のスリットなどに植え付けている場合はつまずきの原因にもなるので、刈り込みや刈り戻しをするようにします。